2026年10月15日
「B型肝炎の検査を受けたほうがいいのかな?」
「B型肝炎ワクチンを接種したいけれど、何から始めればいい?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
妊娠に向けた準備や海外渡航、仕事上の感染対策など、B型肝炎の検査やワクチンについて考えるきっかけはさまざまです。
この記事では、B型肝炎の基礎知識から、検査・ワクチン接種までの一般的な流れをご紹介します。
B型肝炎とは?
B型肝炎は、B型肝炎ウイルス (HBV)によって起こる感染症です。
主に血液や体液などを介して感染し、感染しても症状がはっきりしない場合があります。
そのため、症状がないからといって、感染していないとは限りません。
B型肝炎について確認したい場合は、血液検査や過去の検査・ワクチン接種歴などをもとに、自分の状態を把握することが大切です。
B型肝炎の検査では何を調べる?
B型肝炎について調べる血液検査には、いくつかの項目があります。
代表的なものは、HBs抗原、HBs抗体、HBc抗体です。
HBs抗原:現在のB型肝炎ウイルス感染を調べるための重要な項目です。
HBs抗体:B型肝炎ウイルスに対する抗体の有無を確認する項目です。ワクチン接種や過去の感染などが関係することがあります。
HBc抗体:B型肝炎ウイルスに過去または現在感染したことがあるかを判断する際に参考となる項目です。
それぞれの項目で分かることは異なります。そのため、抗体があるか、ないかだけで判断するのではなく、検査結果を組み合わせて確認することが大切です。
どの検査が必要かは、検査を受ける目的やこれまでの経過によって異なります。医療機関で相談しながら確認しましょう。
B型肝炎の検査からワクチン接種までの流れ
1.検査やワクチンについて相談する
まずは、検査やワクチンを希望していることを医療機関に伝えましょう。
検査の目的やこれまでの経過を確認することで、必要な検査や対応を検討しやすくなります。
2.過去の検査結果やワクチン接種歴を確認する
これまでの検査結果やワクチン接種歴が分かれば、相談時に役立ちます。
母子手帳や予防接種記録、過去の血液検査の結果などがあれば、お持ちください。
記録が見つからない場合も、分かる範囲で相談できます。
3.必要に応じて血液検査を受ける
これまでの経過や検査目的に応じて、必要な血液検査を検討します。
すでに検査結果がある場合は、その内容を確認して判断できることもあります。
検査の種類や必要性は、すべての方で同じではありません。医療機関で相談のうえ決めていきましょう。
4.検査結果を確認し、ワクチン接種を検討する
検査結果や過去の接種歴などを踏まえ、ワクチン接種が適切かどうかを検討します。
ここで大切なのは、「抗体がないから、必ずすぐにワクチンを接種する」というわけではないことです。
現在の感染状況や過去の感染歴などによって、必要な対応は異なります。検査結果を確認し、医療機関で相談しながら進めましょう。
5.接種する場合は、接種スケジュールを確認する
B型肝炎ワクチンの接種が適切と判断された場合は、接種回数や接種間隔などについて説明を受けます。
接種スケジュールは、年齢や接種歴、接種の目的などによって確認が必要です。
海外渡航を予定している方は、出発までの期間も伝えておきましょう。早めに相談することで、接種スケジュールを検討しやすくなります。
目的によって、確認しておきたいことは違います
妊娠を考えている方
妊娠に向けて感染症やワクチンについて確認したい方は、過去の検査結果やワクチン接種歴を整理しておくとよいでしょう。
B型肝炎だけでなく、風しんや麻しんなどについても確認が必要になる場合があります。
▶ [妊娠を考えたら、ワクチン・感染症について確認しておきたいこと]
海外渡航を予定している方
渡航先や滞在期間、現地での活動内容などによって、確認しておきたい感染症やワクチンは異なります。
B型肝炎ワクチンが必要かどうかも、渡航先や個々の状況を踏まえて相談しましょう。
出発直前では接種スケジュールの調整が難しいこともあるため、渡航が決まったら早めに確認することをおすすめします。
医療・介護などの仕事で接種を検討している方
仕事上、血液などに接触する可能性がある方は、職場の感染対策方針や接種に関する案内を確認しましょう。
職場で検査結果や接種記録の提出を求められている場合は、必要な検査項目や証明書の条件なども事前に確認しておくと安心です。
ワクチンを接種したか分からない方
過去の接種記録が見つからない場合は、そのことも含めて医療機関に相談しましょう。
検査結果や接種歴を確認し、必要な対応を検討します。
大阪市では、肝炎ウイルス検査を無料で受けられる場合があります
大阪市では、対象となる20歳以上の大阪市民に対して、肝炎ウイルス検査を無料で実施しています。
対象条件や実施医療機関などについて、詳しくは大阪市の公式ホームページをご確認ください。
▶ 大阪市「肝炎ウイルス検査について」
※検査の対象者や実施条件などは変更される場合があります。最新の情報は大阪市の公式ホームページをご確認ください。
なお、検査制度の対象となることと、ワクチン接種が必要かどうかは別の話です。検査結果や接種については、医療機関で相談しながら進めましょう。
当院でB型肝炎の検査・ワクチンについて相談したい方へ
当院では、B型肝炎の検査やワクチン接種についてご相談いただけます。
B型肝炎ワクチンは「ヘプタバックス」を採用しています。
過去の検査結果や予防接種記録などがあれば、分かる範囲でお持ちください。
接種の適応やスケジュールなどは、現在の健康状態、過去の感染歴・接種歴、検査結果などを確認したうえでご案内します。
ご予約・お問い合わせ
電話:06-6573-9753
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まとめ
B型肝炎の検査やワクチンを考えたら、まずは過去の検査結果や接種歴を確認し、必要に応じて医療機関に相談しましょう。
検査やワクチンについて、最初からすべてを把握している必要はありません。
今分かっていることを整理し、一つずつ確認していきましょう。